●カモメC90K2の12V化 第2弾/DAXレポート


皆様、こんにちは、北Q組のDAXです。

平成20年1月にカモメC90K2の12V化を発表しましたが、アイドリング付近では電圧が低くエンストの不安があり不十分でした。
その後、CBX250S以外のレクチも調べテストしてみましたので発表します。

まず以前に間違って買った12V三相のXLR125R用、黄色3本の1本を無視して2本のみを使用しました。


結果的には能力が1/3しか働かないせいか、電圧は高回転を使わないと12Vまで出ず充電が追い付きません。
カモメ90の元が6V用のインナーローターの発電コイルからでは、充分な整流が出来ないと判断しました。
同じ三相用でも大排気量用なら良いのかもしれませんが検証不足です。


次に色んなサイトで紹介している、12V単相全波のジョルノクレア用(緑カプラー)、これはアイドリングSTOPなしのタイプ用です。(ちなみにデラックス用は黒カプラー)。


半年以上使用していますが、今までの中では一番充電効率が良いです、ライトを消したポジションランプ状態ではアイドリングでも12V以上をキープしますし、ライトを点けるとアイドリングでは11V近くに下がりますが、20km/hも出せば12Vを超えます。

これでレクチは決まり。これがBESTです。
’00年から’02年の車種なので部品としての入手も楽でしょう。
サイズが大きなレクチですが、カモメ90ならサイドカバー内が広いので適当に収まります。
  (注:クレアでもスクーピー以降のスクーターは新時代の三相になり、ブラックBOX化された電装で
     素人には流用不可能です。)





しかし、連続した夜間走行では、バッテリーが3Aしかないので、まだ不安です。
GO/STOPを繰り返す市街地を低速で長時間走ると、ヘッドライト、ウインカーで消耗が激しく、10Vを割ります。
カモメC90K2は、バッテリーが上がってしまうとエンジン始動が不可能になるのが恐怖です。
やはり常に12Vは確保したいものです。

対策としては省電力化のLED使用です。
テールW球、メーター球、ポジション球、ウインカー球を全て替えます。
残念ながら自作ではなく、ネットで調べ安くて明るそうなのを買いました。
ソケットはノーマルでいつでも元に戻せます。
ヘッドライトまでLED化するのは、現時点でまだ実用化は無理でした(サ○テカ製は試しましたが・・・・、没)。




ここで注意が必要なのは、ウインカーです。

LEDのウインカー球にするとW数が少な過ぎて、ノーマルリレーでは作動しません。

これもLDE用の市販ICリレーに交換する必要があります。

また、LDEは電流の「+」「−」が決まっており、インジケーター球の配線(ホンダ車では橙・空の結線)をそのまま使うとバイパスとなってしまい、左右同時点滅になりハザードになってしまいます(笑)。

これを避けるためにはインジケーター配線を片側アース(緑)にし、左右もダイオードで逆流防止する配線にします。
私はマツシマ製のキットを買いました。http://www.m-and-h-bulb.co.jp/lbeam/harness.html


もう一つ昔のポイント式エンジンでは、点火系からのノイズが多くICリレーが誤作動し正しく点滅しませんが、これは抵抗入りのRプラグにすれば解決します。
バッテリーも信頼の国産が良いようです。
容量UPなども効果的ですが、3A以上はバッテリー搭載BOXの加工になります。

さあこれで快適なカブライフが過ごせます。
次回はポイントとコンデンサを捨てCDI化に挑戦だ!
同系エンジンであるMD90用のピックUP部品を使い、バッテリーの電源を使う直流用のCDIを繋げば作動するはず??
既に部品は揃っていたりします。先は長いですがお楽しみに。



By DAX



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