●4MINI CAFE in 松山【前編】/H21.09.26(土)〜28(月)


9月27日(日)、航空自衛隊芦屋基地の航空祭があり、ブルーインパルスも飛来します。
毎年のことながら、近くですし、ちら〜っと行ってみようと思っていました・・・・
が、四国松山で「4MINI CAFE in 松山」が開催する旨の情報が入りました。

 4MINI CAFE in 松山
    日  時  9月27日(日)10:00〜16:00 雨天決行
    場  所  道の駅 風早の里 風和里/愛媛県松山市大浦119番地
    イベント  各メーカブース出展、景品争奪じゃんけん大会
           モトモト誌撮影会、モトチャンプ誌イベント取材

ネットで調べると、ブース出展に「Gクラフト」の名前があったので、早速携帯で・・・・

  「田中さん、今度の松山のイベントには、誰が来ると?」
  「社長とワタクシことスマイリー田中でございます。 で、何? しばやん来る? 来るよね。 来なさい。」
  「えっ? はっ、はいっ、行きます。」

ってなことで、松山行きが決定したのが、9月24日(木)の夜のことでした。
即座に家庭内調整をしなければと、携帯を持ったまま家内を見たところ・・・・

  「今の携帯、全部、聞こえとったよ。 最近、田中さんとも会ってないようやし、行ってきたら?」
  「あっ、あざ〜す。」と、アッサリ/理解ある家内に感謝&拍手

さて、家庭内調整がつきましたが、行程が問題です。
復路は、27日(日)松山(21:55)〜小倉(翌5:00)のフェリーを利用し、帰宅後に出勤することで決定ですが、26日(土)の往路を検討しなければいけません。
考えたのが、↓

  @ 夕食後に出発して、小倉(21:55)〜松山(翌5:00)のフェリー
  A 早朝出発して、山口県柳井市の先の屋代島まで自走し、伊保田(8:24)〜松山(9:35)のフェリー
  B 早朝出発して、広島県尾道市から、「しまなみ海道」経由で、四国松山市までを全行程自走
    ※:A・Bだと26日に松山市内での宿泊が必要です

これらを検証した結果、Aで行くことにして、松山市内の宿&復路フェリーの予約を済ませました。
Bの「しまなみ海道」にも惹かれましたが、走行距離がハンパないので、Aで四国入りした後、以前「り〜のさん」が紹介してくれた瓶ケ森林道や石鎚山スカイラインを走ることも可能かもしれません。
また、現在、関門トンネルが現在工事中により通行止めで、原付はトラック搬送されます。こんなことは滅多にないので、それも利用してみようと思っています。

さて、出発前日、翌日の早朝出発に控えて早めに寝ようとした時、外から 「パラ、パラ・・・・」
   「ん? 雨?」
表に出ると、路面が濡れ始めていました。
天気予報に雨マークはなかったはずですが、ネットで確認すると、確かに雨雲がかかっています。
でも、朝までには抜けそうだったので、そのまま23時前に、Zzzzzz・・・・。



●1日目/9月26日(土)

おはようございます。3時に目が覚めました。
チャッチャと着替えて表に出ると、雨も降ってなく、路面も乾燥しています。
ゆばちゃん号で、新ドラえもん倉庫まで走り、しばやん号に乗り換えGSで給油。
出発時のメーターは、49,520km、今回、どの位走るのでしょうか?

左:前夜、就寝前に濡れかけていた路面も・・・・     右:出発時には、大丈夫



関門トンネルの門司側人道入口を5:00発の搬送トラックを利用するには、4:50までに到着すればいいのですが、セッカチなワタシは、3:30過ぎにはGSを出発していました。

若戸大橋を渡って、国道199号線を東進します。
時間が時間だけに交通量もほとんどなく、時折見かけるプレスカブ達にエールを送りながらも結構なペースで走れます。/チト、速すぎる?

左:信号待ちですが、1台も通りません          右:未明の若戸大橋/わかるかな?


左:門司側人道入口には、4:10に到着         右:係の方は、仮眠中です


さて、受付まで40分あります。
このまま待っていてもしょうがないので、早朝の真っ暗な門司港をプチ観光しましょう。

左:人道入口前から関門橋を望む             右:和布刈神社


左:めかりパーキング横の展望台からの関門橋     右:旧門司税関


左:暗くてよく見えませんが、門司港駅です        右:九州鉄道記念館


左:忘れちゃいけない、はしくんガレージ/当然閉店  右:関門トンネルがホントに通行止めなのか確認


適度に時間も潰れ、再度、人道入口に行くと、係の方も起きていて、受付けてくれました。
っと、1台の車が脇に停まり、中から・・・・

  「しっ、しばやん、こっ、こんな所で、しかもこんな時間に、何しよんですか?」
  「何しよんもなんも、ピザボ氏こそ、私がここにいるって、何で知っとん?」/そう、ピザボ氏です。
  「いえ、なんかエゲツないカブが停まっとぉな〜っち、思ったら、しばやん号やん。
   掲示板にも書けんような所に単騎で行くんですね。」
  「そう、お察しの通り。 じゃっ行ってきます。」

どうもオールナイトドライブ中に、バッタリ遭遇したようです。
今回の松山行きは、掲示板にも書いていないので、誰も知らないはずなので、ビックリです。
もしかしたら、ピザボ氏とは何色かの糸で結ばれているのか・・・・?/赤ではないことは確かです
って、こんなウソみたいな偶然の画像を撮り忘れてしまいました。(激悔)

さて、5:00発のトラックには、しばやん号1台のみが積まれ、私はタクシーで下関側の人道入口まで搬送されます。
関門トンネルの原付二種の通行料は20円ですが、今回の搬送料は「無料」です。
6:00〜22:00の間の人の搬送は歩行者、原付一種の方と同じバスですが、23:00〜翌5:00までは原付二種のみのトラック搬送で、人はタクシーだそうです。/原付二種の特権?


関門海峡を渡り、約20分で下関側人道入口に到着、東側が白みかけた国道2号線をとにかく東進します。

左:夜明けは近い?/5:30頃               右:もう陽も昇ったんですね/6:10頃


交通量(特にトラック)が多いイメージの国道2号線ですが、朝早い時間帯&土日の千円高速と言うこともあってか、交通量が少なく、とぉ〜っても快適&快走で、順調に進んでいます。

国道2号線は、途中に125cc以下の原付が通行できない「自動車専用道路区間」がありますので、標識を見落とさず、注意しなくてはいけません。
が、再度、国道2号線に合流する際、道に迷ったりするのは、ご愛嬌です。

さて、柳井市の先の屋代島の伊保田フェリー乗場に向かう交差点に到着しました。
フェリーは8:24発なので、ここから右折してフェリー乗り場に直行すると、結構待つことになります。

  「ん〜、えぇ〜い。 じゃあ、このまま進んでしまえ〜。」的なノリで、国道2号線を直進です。
この時点で、四国松山までの自走が決定しました。
だったら、思いっきり道草しましょう〜。
ってなことで、国道2号線から「欽明路道路」に入り、岩国市内を走ります。

左:へぇ〜、そうなんだ                    右:岩国お約束の「錦帯橋」前でパチリ/7:50頃


再度、国道2号線に戻り、海沿いを東進しますが、陽も気温もかなり高くなりました/8:30頃


その後程なくして、広島県に入りました。
先日、関西から九州に来た「だてりんごさん」&「ぴのんさん」は、「宮島」に渡たって厳島神社を参拝したと聞きましたが、今日は先が長いので渡船場で写真を撮るだけにしました。


左:遠〜くに厳島神社の鳥居が見えます         右:あっ、CD90のゴキバイだ



広島県を走っていて気が付いたことがあります。

「自転車原付専用レーン」ってのがあるんですね。→

これは便利ですよ。スイスイ先に進むことができます。

福岡にもあればいいのに・・・・








で、次に立ち寄ったのが、広島市の「平和記念公園」。/実は初めてだったりします

左:対岸に原爆ドーム発見                 右:広島平和記念資料館


左:原爆死没者慰霊碑                    右:原爆ドーム


広島市を抜け、国道2号線から国道31号線に入って向かったのが、呉市です。
ここには、「大和ミュージアム」があり、以前職場の旅行で訪れたことがあります。
また訪れたいと思っていましたが、今回は時間がないので、近年隣にできた「海上自衛隊 呉資料館/てつのくじら館」を見学してきました。/入場無料
ここには、平成16年3月まで現役で活躍していた潜水艦「あきしお」がそのままの姿で展示してあり、その内部を見学できます。

大和ミュージアムの向かいに、デデ〜んと鎮座する潜水艦「あきしお」


左:会館入口/右脇に駐輪場がありました        右:掃海艇の機銃




左:「あきしお」館内/洋上艦とは違った雰囲気     右:潜水艦の食事は海上自衛隊で一番高額らしい


今回、入場を見送った「大和ミュージアム」ですが、1階ロビーのみ無料で入ることができるので、そこから見える戦艦大和の模型だけ、パチリしてきました。


さて、時計は、まだ11:00です。
呉市から「しまなみ海道」につながる尾道市まで、そんなに時間も掛からないだろうと軽く考え、昼メシ前に「江田島」を一周することにしました。/今思えば、この時点で時間&距離感がマヒしてます。
「江田島」自体は目の前に見えていますが、ソコに行くまでに結構回り道する必要があり、距離にして往復70km超、所要時間も2時間超でした。

実は途中、給油した際にお店の方から江田島一周が結構遠いと言われたんですが、引き返すには遅すぎたので、結局、江田島一周走破してきました。

「アレイからすこじま公園」では、停泊している現役の潜水艦を間近に見ることができます。

左:6隻ほどの潜水艦が停泊中              右:どなたかのスケッチ


江田島に行くには、赤い「音戸大橋」(左)と白いトラス状の「早瀬大橋」(右)を渡ります。


左:江田島で、カブ90のゴキバイ発見           右:明らかにコチラを意識していますね


ゴキバイのすぐ後ろを暫らく、追尾していましたが、その後、あり得ないことが・・・・
警官が、チラっ、チラっと、バックミラーを確認した後・・・・、
なっ、何と警官の右手が動き・・・・、あろうことか、追越しを促しました。

  「えっ? 追い越してもいいの? 既に法廷速度+αなんですけど・・・・ 
   追い越した後、『そこのエゲツないカブ停まりなさ〜い』 なんて、ないよね〜。」

促されて行動しないのも何か変なので、ギコチなく左手を上げて追い越させていただきました。

時計と反対回りに走っているので、右手は海ばっかりです。


左:迷ったので、住居表示と地図でルートを確認     右:海上自衛隊第一術課学校


時間が気になり、結局、江田島のどこにも立ち寄ることなく呉市まで戻りました。/オレの2時間を返せ〜
気を取り直して、国道185号線、国道2号線を走って、尾道市まで地道に距離と時間を重ねます。

左:途中、遊んでくれた二種スク/画像は遊んだ後  右:なんとなく、「エデンの海」とやらで休憩


左:今度は、マジェスティ125が遊んでくれました    右:遠くに見える橋が、しまなみ海道なのか?


尾道市内に入りましたが、「しまなみ海道」の標識があるものの自動車専用道路のものばかりで、原付が通れる入口が見つかりません。
で、尾道市の観光課に電話したところ・・・・
  「原付でしまなみ海道を渡りたいんですけど、入口が分からないんです。
   今、国道184号線の栗原インター入口のTSUTAYAの前に居ます。」
  「えっ、原付でしまなみ海道? 尾道市から乗れるのは自動車だけですよ。」
  「ん? しまなみ海道って、原付天国なんでしょ。 通れないことはないでしょう。」
  「原付天国っですって? 初めて聞きました。 原付と自転車が通れるのは、向島から先の橋です。」
  「そうなん?」/はい、よく調べてない私が全部悪いんです
  「向島に尾道大橋かフェリーで渡って、島の反対側から因島大橋を渡ってください。」
  「はっ、はい、わかりました。」

説明どおりに進むと、しまなみ海道一つ目の橋「尾道大橋」がありました。/原付の通行料は、何と10円


左:二つ目の橋「因島大橋」/50円            右:この標識を見逃してはいけません


原付・自転車道の入口は、こんな↓感じです。 ホントにココ?って感じ。


左:橋までは、カーブの連続/対向車に注意      右:因島大橋は、車道の下を通ります


左:あっ、メーター50,000kmを写し逃した       右:料金投入箱に通行料を/領収書は出ません


三つ目の橋「生口橋」/50円




ここでまた、事前調査不足が・・・・
生口島を次の四つ目の多田羅大橋を目指して走ったんですが、距離の遠い時計と反対周りのコースを走ってしまいました。
余りにも遠いんで、地元の原付乗りの方に尋ねたら・・・・、「よそモンが、よく、やらかすんですよ。」ですと。

四つ目の橋「多田羅大橋」/100円




五つ目の橋「大三島橋」/50円


「伯方の塩」で有名な伯方島を走る頃には、だいぶん陽が傾いてきました。
どうやら、松山市に着く途中で陽が暮れそうですね。


六つ目の橋「伯方・大島大橋」/50円


左:瀬戸内海の夕陽もキレイです             右:マジェスティ125のキャンパー?/大島の交差点


最後、七つ目の橋「来島海峡大橋」/200円


来島海峡大橋は三つの橋からなる「しまなみ海道」の中で最長の橋で、通行料も200円です。
地元の原付が飛ばすので、コチラもついつい快走してしまいがちですが、対向車&橋脚部のクランクには要注意です。/不用意な速度は、結構怖い思いをすることになります。


七つの橋を渡りきり、これで、しまなみ海道を走破したことになります。
所要時間としては約2時間でした。/ハッキリ言って、こんなにかかるなんて、思ってませんでした。
通行料の合計は、510円でした。
内訳は、尾道大橋/10円、因島大橋/50円、生口橋/50円、多田羅大橋/100円、大三島橋/50円、伯方・大島大橋/50円、来島海峡大橋/200円です。
皆さん、しまなみ大橋を渡る際は、小銭を準備しておきましょう。
準備していないと、私みたいに途中の自販機を利用することになりますよ。

ここから、国道196号線に出て海岸沿いをほとんどノンストップで走り、地元車でハイウェイ化した片側三車線の松山北条バイパスで、無事、松山市入りを果たしました。

ホテルに、しばやん号を停めた時点でのメーター表示は50,116kmだったので、1日の走行距離としては自己最長の596kmでした。
600km弱を自走した割に疲労感がないのは、カブの殿様座り的ライディングポーズ&バックレイトのお陰でしょうか。

さて、ホテルのチェックインを済ませ・・・・、
  「田中さん、今からどこに行けばいい?」
そう、今からGクラフトの山口社長&スマイリー田中さんと合流して、ハイオク夜会なんです。
指定されたお店に行くと・・・・、Gクラフトのお二人だけだと思っていたところ、山口社長の知人方々も集う場にご一緒させていただきました。

  「えっ? こんな場に私がお邪魔していいん?」
  「お〜、いいもなんも、しばやん、久しぶり〜」/ガッツリ握手した山口社長は、既にほろ酔い状態
  「え〜っ、それでは皆さんに紹介します。 九州の両津勘吉です。」/って、田中さん
  「はい、実は私がモデルになったらしいと、非公認に聞いております。」/オレも乗るなって・・・・

って感じで仲間に入れていただき、楽しくハイオク夜会を満喫しました。
で、やはり話題は、両さんと私の関係&カブで北九州から自走したことに集中してました。

解散時に田中さんが・・・・、「は〜い皆さん、記念に両さんの写メ、撮り忘れてないですか〜?」ですと。


さて、ここから田中さん&Sさんと3人で「一風堂」に行き、麦ジュース&餃子&ラーメンを食しました。
その後、そのままホテルに帰るな〜んてことになるはずもなく、田中さんと2人で大人の課外活動で松山の夜を満喫しました。


さぁ、明日は「4MINI CAFE in 松山」です。
四国では、はじめての4miniの大々的なイベントということですが、さて、何台の4mini、何台のカブが集うか楽しみです。


1日目の走行距離/596km     後編は → コチラ

1日目の走行軌跡/下の地図をクリックするとGoogleMapが展開


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