●復活祭準備
10/9(祝)に司法解剖を行い、エンジンブローの原因が、クランクシャフト大端部ニードルベアリング破損であることが判明した。
クランクシャフトを修理することも可能であるが、手元にあるものをベースにエンジン復活を模索することとなった。
手元といっても、My倉庫コレクションに加え、PG103さん等からの提供物多数+必要なパーツ購入を行なった。
復活の方向性と言うか、従前との変更点は次のとおりである。
@クランクシャフト:デイトナ52mm → カブ90純正49.6mm
Aヘッド:タケガワRステージ → JUNビックバルブ
Bピストン:タケガワRステージ52mmΦ → JUN52mmΦ
C排気量:110cc → 105cc
Dキャブ:CR26 → PE24
※シリンダーが6mm長くなるので、カムチェーンも84コマに変更。
解剖時にクランクケースを割っているので、PG103氏からCD90流用の4速各ギア比の変更を勧めらけましたが、鈍感なしばやんは 特に不具合を感じていなかったので、そのまま流用することにした。
また、しばやんとしては、従前の52mmΦ×52mmという、スクエアな組み合わせが気に入っていたので、再度同じストロークのクランク導入も考えましたが、北Q組メンバーと協議した結果、今回はJUNキット指定の構成で行こうということになりました。
えっ、今回は? ・・・・? まっ、諸氏お気にせずにね。
●新旧パーツ比較
10/9(祝)に新旧各パーツを現物確認した、北Q組主治医デングリガエルさんが分析。
ヘッド/左:Rステージ、右:JUN
JUNのキットはRステージに比べ、燃焼室及びピストンヘッドの形状から、圧縮比も低くなり、クランクシャフト大端部ニードルベアリングへの負担も軽減されることから、耐久性の向上が期待できそうだ。
しばやんが、回し過ぎなければ!
また、JUNヘッドはタイカブに極似しているが、オイルラインもしっかり加工してあるし、バルブガイド部にモリブデングリスも塗ってある。
思ったより、結構いい作りやん。
ピストン/左:Rステージ、右:JUN
こうして見れば、Rステージって、かなりハイコンプだったんですね。再確認。
JUNピストンもこうして見れば、結構肉抜きしてますね。
カム/左:Rステージ/R−15 右:JUN
カム山の形状からしても、以前のようにパンチの効いた回転の上昇は期待できないが、燃費も向上するでしょう。
しばやんが、回し過ぎなければ!」
※この角度ではよく分かりませんね。
シリンダー/左:タケガワ52mmΦ 右:JUN52mmΦ
JUNはカブ90純正クランクを使用するため、シリンダーが6mm程長くなってます。
スリープスカートも長く、冷却フィンも結構大きいですね。
排気量的には、110cc→105ccとマイナス5ccとなるが、お達者がジェントルに走るには乗りやすくなると思うし、十分でしょう。
しばやんが、回し過ぎなければ!
このキットで十分使えそうやん。・・・・ねえ、CT乗りさん。
しばやんが回し過ぎなければ!
このお二人さん、細かなトコまでよく見てます。
また、機関的なことも理論的によく分かってらっしゃいます。尊敬
「おぉっ、しかもこのシリンダーWPC加工やん。」
「えっ? WPC?
って、決してボクシングの世界タイトルではありません。だったら私はヘビー級?
知らんかった。」
おい、持ち主がそんなことでいいんかい。・・・・ いいんです。
確かに新生エンジンは、従前とはかなり違った性格のモノになりそうです。
低速ギアで上までブン回していた時代は終焉したのです。
しばやんのカブライフの第2章の始まりなのです。
テーマは、「より、ジェントルに。より、お達者に」・・・・ しばやんが、回し過ぎなければ!
で、第3章は? ・・・・?
ロッカーアーム
左:Rステージ
中、右:PG103氏から提供された軽量化したもので、ナットも8mmです。
右をIN側、中をOUT側に使用するように指定されました。右のオイル穴が大きくなってる。
ラバー&マニホールド
左:1時〜8時の位置に段差があります → 右:削りました。
司法解剖の翌日に、オイルシール、ベアリング等を注文しましたが、手違いなのか10/13(金)夕方時点で、ベアリングが届いていません。
10/14(土)を復活祭にあてこんでいましたが、「×」
夕方になっても、届いていません。
近くのベアリング販売店で、同規格品を探そうかと、主治医デングリガエルさんに相談したところ、「それはやめたほうが良い。純正到着を待つべき」との指導をいただきました。
クランクケース内のベアリングだけに、10/15(日)も「×」なのか?
これはやっぱり、13日の・・・・?
「ジェイソン、おまえの仕業か? 復活祭は、いつできるんだぁ?」
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