●復活祭/H18.10.22(日)


手違いで遅れていたパーツも揃いました。
思えば9/30から3週間経ってます。

その間、北Q組諸氏は、秋のツーリング日和を、別府へ、阿蘇へ、耶馬溪へと満喫してます。
なんとも、ウ・ラ・ヤ・マ・シ・イ・・・・



さて、我に帰り、復活祭を始めます。
朝6時起床。気持ちの良い朝です。
本来なら、倉庫からカブを出して、ブイ〜ンと行きたいところです。

でも、倉庫から出てきたのは、エンジンレスのしばやんカブでした。軽っ。

今回、北Q組主治医デングリガエルさんからのアドバイスで、高い手術台を新調しました。
って、もちろん麦ジュース買出しのついでに酒屋さんから頂きました。
1升瓶用です。
アドバイスどおり、作業は楽でしたよ。

右のビールケースは、モンキー時代から使用していたものです。
先代エンジンもこの上で生まれました。



左:今回交換するパーツ達。              右:ベアリングを新品交換したクランクケース



復活祭の見学希望もありましたが、ただ組むだけなので、単独作業で済ませます。



@クランクケース内に、クランクシャフト、ミッション等の組込み
 オイルまみれで、部品の向き、ワッシャー等組込忘れ部品のないよう注意して作業します。

Aケースを閉じ、ミッションの動作確認
 オイルシールにはグリス塗って、破損を防ぎましょう。

B右側のオイルポンプ、クラッチ、ドリブンギア組込み&クラッチカバー閉じ
 ココはブロー直前に2回作業してますが、慎重に。クラッチアウターの締付トルクは適正に。



左:カブ90純正クランクシャフト、CD90純正4速ミッションです。
右:ギアシフトプレートが4速の証。オイルポンプもタイカブ純正新品に交換です。


C左側のカムチェーン関係、ステーター、フライホイール取付け
  カムチェーンスピンドル、スプロケ、ローラーも新品に交換です。

Dスタッドボルト、ピストン、シリンダー、ヘッド、カムを組込み、カムタイミング&タペット調整
  PG103氏提供の軽量化ロッカーアーム&9→8mmナットも試装してみます。
  スタッドボルトは左右の長さ違いに注意し、緩み止め滴下&適正トルクでお願いします。

組み上げた、新生エンジン。
左:サイドカバーは、モンキーR純正新品に交換。再利用のヘッドカバーの汚れが目立ちます。



E半裸のカブに載せて、諸々組んで、オイル入れて、マフラー、ステップ、キャブ取付け
  普段、掃除できない部分は事前に掃除しておきます。

Fキャブにガソリン落として、空キック数回後、プラグを取付けます。
  クランクケース割ってますので、始動前にオイルを十分潤滑させます。


さっ、エンジン始動です。
エンジンとハーネスのコネクターOK、プラグコードOK、ガソリンコックOK、

再度、空キック数回。
キックの感じでは、そんなに圧縮が落ちたような感じはしません。(単なる鈍感?)

イグニッションONで、ニュートラルランプOKで、本蹴り・・・・

申し訳ございません。
皆さんの期待に反して、2回目でエンジンかかりました。
でも、ヤッちゃったネタは幾つかありますので、後述をお楽しみに。

適度なアイドリングの後、半裸カブの状態で近所を試走です。
回転を上げずに、ギアチェンジ等不具合がないことを確認します。

今回、JUNのPE24をそのままポン付けしてますが、アイドリングも安定してます。
これから、地獄の慣らしロードの旅&怒涛のキャブ調整が待ってます。
上限5,000回転からスタート!
慣らしに支障はなさそうですが、クリップ位置くらいの調整は必要です。
5,000回転って、4速で50km/h強の速度です。
これが、どんなにストレスか、経験のある方はお分かりだと思います。
次は100km超でオイル交換です。
上まで回せるようになるまで、辛抱です。
きっちり慣らしを済ませ、ジェントルなお達者でデビューするんです。

また、今回のエンジンブローを教訓とし、今後の急なトラブルに円滑に対応すべく「サブエンジン」所有の必要性を痛感しました。
これって、第3章の伏線? ・・・・?



さて、今回数年振りのクランクケースを割る作業でした。
で、ポカ暴露です。


その1

オイルポンプ、プライマリドリブンギア、クラッチアウター取付けて左を見ると、

あっ、カムチェーンスプロケットの付け忘れです。

どうあがいてもムリなことを納得するまで5分かかりました。
当然、右側取り外して、組み直しました。






その2

ピストン組み付けて、ガスケット付けようとしたら、

あらっ、これじゃダメでしょう。

下のスタッドボルト2本、組み直しです。

何やってんだか。オレ






最後に、新生エンジン復活に際し、協力、激励、情報・パーツ提供、野次、罵声、不幸の手紙 をいただいた北Q組諸氏、PG103氏、M氏、そしてキャサリン嬢にこの場を借りて、感謝します。ありがとうございました。

これからも、お達者で楽しいカブライフを送って行きたいと思います。・・・・おしまい。



てなことで、とりあえず復活祭は、終了です。




えっ?終了?
まだ、レッグシールドとか、付けてないやん。
どぉ〜したん?


   付けてない = 付けられない理由がある


そう、完全復活できなかったのです。
試走から帰ってきた際、・・・・  上の写真の車両の「下」

左:オイル漏れ?
右:どうも、シリンダーとクランクケースの間から漏れているようです。


締付けトルク不足?
いえいえ、腰下、腰上とも、本締めの際は、トルクレンチを使用して組み付けています。

接合面の荒れ?
いえいえ、クランクケースは、スクレパーでガスケット剥がし、オイルストーンもかけてます。

思い当たりません。
本来なら、腰上を組み直すのがセオリーですが、家庭内ポイントゲットの用事があります。
床のワックス剥がしです。スクレパーではダメです。

で、本日時間切れで。
完全復活は、見送りとなりました。
残念



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