●カブドリーム再訪/H19.01.08(祝)


2007年も1週間が経ち、社会は日常を取り戻しています。← のっけから硬い?
北Q組も1/3に「年頭緊急集会」、1/7に「緊急新年会」を実施しました。
その際、昨年天候に祟られて流れていた企画、新企画の話題となり、今年は忙しくもあり楽しいカブライフを送れそうです。

新年会の卓上に海外製の「ピストン」、「カム」が賑わいを添える光景が、日常なのか非日常なのかを適正に判断する能力は私には残っていません。

左:この「ピストン」、「カム」で人柱になるのは?
右:北Q組のキープです。


で、翌日は天候も良さそうだし、「カブドリーム再訪」を提案しました。
CT乗りさん、DAXさんは残念ながら都合が付きませんでしたので、デングリガエルさん、ふぁ〜さん、しばやん3人で行くことになりました。
ふぁ〜さんは前回訪問の際、欠席だったので、初めての訪問となります。


●1/8(祝)当日

今回は間違いなく、「西の集合場所」に10時です。
が、時間になっても誰も来ない?

時計が進んでいるのか? 「西」でよいのか?
おみくじで「大吉」を引いてても不安です。

というよりも、華麗 加齢による「思い込み」が強くなったと整理すべきでしょうか?


程なく、ふぁ〜さん、デングリガエルさんが到着し、私の心配はなくなりました。
デングリガエルさんは、WAVEではなく、メイトでの参加です。

左:デングリガエルさん     中:しばやん            右:ふぁ〜さん/これが最強です。


ここで、いつもの主治医のチェックが入ると思いきや、ふぁ〜さん
  「主治医、メイトの☆☆どうしました?」
  「えっ? ☆☆? 何?」
やりました、何故か、ふぁ〜さんとガッツポーズです。
主治医は気が付いていませんでした。
この何ともいえない、小さな優越感、達成感、共有感は、何でしょう?

昨晩、新年会を終えて主治医が帰る際、メイトの☆☆が××だったのです。

教えようとしましたが、間に合いませんでした。

※勿論、主治医はノンハイオクでした。


早速、☆☆を主治医自身で確認したうえで、
  「実走行には支障なし。
   但し、本日中にカブドリーム診療所で
   適正な処置を施す必要アリ。」
と自ら診断し、3台でR3を西へ向けて出発しました。

出発時は陽が射していましたが、行く先の西空は色濃く曇ってます。
とうとう、宗像あたりでシールドに水滴が、・・・・
信号待ちで、3人顔を見合わせて笑ってます。「今年もかぁ?」

それ以上、本降りになることもなく、順調に西進し、「ファミリーユサ 福岡東店」で休憩。
そう、昨年12/10にGクラフトさんが店頭展示したところです。
その時は話に夢中になり、店内を見る間が無かったということで、店内散策です。
ここでも、ふぁ〜さんに、「106ccキット」、「ビックキャブ」を勧めましたが、まだ彼の壁は厚く高そうです。
※主治医による80ccへの排気量UP以降、北Q組最年少最少排気量ながら、ツーリングでは遜色ない走りをしている「ふぁ〜号」であります。

ここから、「カブドリーム」に連絡して、再訪の旨を伝えて出発しました。

福岡空港を過ぎてそのまま直進、JR、西鉄線を越え、県道31号「平尾交差点」を左折、しばらく南下し「野間四ツ角交差点」を過ぎると、右手にカブドリームの看板が見えてきます。

前回訪問の際は、他のルートで少し迷いましたが、北九州からは今回のルートが迷わず行けることが確認できました。

極端に言えば、左折2回でOKなんです。
○○さんが曲がりそこなった、福岡市東区千早のスポーツガーデン香椎の角「香椎浜団地入口交差点」と「平尾交差点」の2回です。

12時過ぎにお店に到着しました。
エンジン音に気づいた「オヤジさん」が出迎えてくれました。
昨年11月以来2ヶ月振り2回目の訪問ですが、もう何回も会っているような気がします。
これも加齢による「思い込み症候群」でしょうか?

早速、ふぁ〜さんを紹介します。
これで、北Q組全員が来訪したことになります。

左:店内に入ると以前と雰囲気が違います。
  展示台が設置してあり、展示車両も3倍ほどに増えているでしょうか?
右:奥には、レッグシールド、ステップが付いていないプレスカブがいっぱい。


左:海外ヤマハ製のスクーターもあります。
右:展示台には、カスタムが。


正式開店前だとは思えない品揃えです。さすが「カブ号専門」
オヤジさんとしては、今後カブのアフターパーツも揃えて行きたいらしい。
準備が整い、正式開店が望まれるところです。

左:故 本田宗一郎氏とオヤジさんの古い写真。右がオヤジさん、若っ
右:直筆のお礼状/オヤジさんのお宝です。


オヤジさん曰く、
  「最近、ネットで見たからとカブユーザーがよく訪ねてくる。
   これも、ホームページに掲載してくれたお陰だと思っている。
   いろんなユーザーの声を聞きながら、店作りしていきたい。」
お世辞でも、嬉しい言葉です。

続いて、
  「WAVEに風防とハンドルプロテクターを付けたいとの依頼がある。」
この撒き餌には、主治医が即反応しました。入れ食いです。
彼の所持しているWAVEで実践しているだけに、丁寧な説明にも力が入ります。
  「ウインドシールドは、純正の△△が小加工で付きますよ。
   ハンドルプロテクターは、・・・・。
   取り付けに注意する点は、・・・・。大丈夫です。任せてください。
   お薬出しておきますから、食後に必ず飲んでくださいね。
書ききれません。
今回の訪問がWAVEでなかったことが悔やまれます。

オヤジさん、
  「ん〜、ビンビンくるねぇ。
   こんなことを話したかったんよ。
   いやー、よく来てくれました。」主治医との固い握手。
主治医が「カブドリーム北九州店」を手がけるのも、そう遠くないかも。

その後、少しでもお役に立つならと、各個人なりにカブユーザーの動向、ニーズ、カブ観をオヤジさんに伝えました。

話が一段落するとオヤジさん、唐突に ふぁ〜号を店内に入れ、前回のDAX号と同様に足型ブレーキペダルカバーの取付&各所調整、給油を開始します。
勢いで、速攻タペット調整までやってしまいました。


主治医も工具をお借りして☆☆の不具合を直し、
  「ふぁ〜さん、ステップ曲がってるから、・・・・ ウリャっ」
これで儀式終了です。


左:カタログで丁寧に説明する主治医。       右:しばやんカブを取材するオヤジさん。



時計を見ると14時回ってます。

かれこれ2時間程お邪魔していることになります。
さすがにお腹が空いてきました。
オヤジさんに、これからもカブドリームに注目していく旨を伝え、出発しました。
次回は北Q組5台揃って伺いたいものです。

遅い昼食は勿論、北Q組御用達「びっくり亭 本家」
ふぁ〜さんが、まだ行っていないこともあり、無条件で決定です。
3人ともニンニクパワーを充填しました。
満足&満腹です。



左:ふぁ〜さんの1枚/700円           右:主治医と私の1.5枚/1,000円



北九州までの帰路を検討し、県道60号「ショウケ越え」〜R200〜田川バイパスで、北Q組御用達「ふじ湯の里」に立ち寄って帰ることにしました。

前回の「ショウケ越え」の際は、SPDエンジン+PE24の慣らし中で苦労した記憶があります。
今回は、セッティングが出ていないCR26ながら2〜3速でなんとか登ります。
さすがに、ふぁ〜号は80cc/3速ミッションは辛そうでしたが、無事走破。

峠の路肩には、先日の寒波の「雪」が残っています。
路面も濡れていますし、峠を越えた下りは陽が射さない所もあり、凍結を警戒して慎重に走ります。

左:峠の途中の雪/かなり下ったところ。峠の上はもっと残ってました。
右:主治医メイトの温度計は、何と「0℃」


ようやく「ふじ湯の里」に到着。
いつもより車、お客が多く感じます。
湯に入ると足が「ピリピリ」します。
早々に露天に出ると「寒っぶ〜」。即、内湯に戻ります。
内湯で十分身体を温めて、露天に入りなおします。
風は冷たいですが、身体が温まっているので、程よい塩梅です。
大丈夫でないのは、頭の上のタオルです。すぐに冷たくなります。

露天でゆっくり湯に浸かり、あーでもない、こーでもない、そーでもない、どーでもいいと、カブ談義。
「こそあど言葉です。」

冬至を過ぎて少し陽が長くなったとはいえ、18時前には真っ暗になります。

湯から上がり、大広間で休憩です。
お約束の甘味。今回は「苺」にしました。

湯だった身体を冷まし、18:30に帰路に着きます。
田川バイパスを北上、R200バイパスを軽快に東進し、途中でお二人とお別れです。

実は年末に帝都で奇跡的に遭遇した同級生が帰省しており、同級生数人と繁華街で食事をするとの連絡があり、カブで乗り付けることにしました。

そのお店は、繁華街にあります。
「繁華街」=「駐輪禁止」です。
主治医に駐輪場の場所を聞いていましたが、お店からチト遠い。
無精者のしばやんは、隣のスナックがまだお休み中だったのをこれ幸い(災い?)と、扉の前の軒下にチャッカり駐輪。
ワイヤーロック+車体カバー+警報器で武装します。
何で車体カバーがリアボックスに入っていたのか、私が聞きたいくらいです。

店内に入ると、既に同級生4人が盛り上がってました。
当然のごとく、駆けつけ何とやらでハイオクを勧められますが、丁重にお断りします。
無責任な 優しい同級生が、
  「カブの代行ってないの?」とか、
  「そうよ。呼んじゃえ。」とか、屈託なく言ってます。
一瞬「代行かぁ?」と思いましたが、バイクの代行運転なんて知りません。
勿論ノンハイオクで耐久レースに参加します。

会話の中で、同級生もこのホームページも観ているとが判明しました。
  「何かよく判らん言葉ばっかり。」とか、
  「カブって、そんなん面白いん?」とか、
  「何でカブなん?」とか、
  「魔除けの 顔ステッカー欲しい。」とか、
  「路上にカブ置いとったら、イチズラされるバイ。」とか、
  「あそこで会ったのが女性やったら、結婚しとったね。」とか、言ってます。
さすがに、彼らにカブ談義を始めても迷惑だと思ったので、止めておきます。
顔ステッカーも持ち合わせがなかったので、「名刺」を渡します。
  「おい、遊びの名刺まで作ってんの? しかも、あの顔付きやん。」
  「はい、社会人の常識です。」そうなのか?
きっと、彼らも判ってくれる日が来るでしょう。

その後、十分すぎるほどの烏龍茶と高校時代の暴露話を堪能してしました。
22時30分となったので、お先に失礼することにしました。

お店を出て、カブに戻ると何か変。
後ろの壁にピッタリつけたはずが、隙間ができてます。
傾斜もしていないので、カブが勝手に動くはずありません。
あのカブなら動くかも、なんて考えてる場合じゃありません。
  「警報器は作動したのか?」気になります。
作動したとしても、建物の奥深い店内には聞こえません。
警報器を解除し、カバーを外して出発の準備をしていると、誰か近づいてきます。
「おまわりさん」ではないので、駐輪違反ではなさそうです。
黒服の方です。黒服?
名前を聞いてなかったので、「スティーブ」と呼びます。

そう、ここは繁華街。
路上で通行人に優しく声を掛けるのが、お仕事の方もいらっしゃいます。
近づいてくるスティーブは、どう見てもその方で、お仕事での声掛けではなさそうです。
※以下、会話は北九州弁での記述となります。標準語圏の方、ご容赦ください。

スティーブが横にやってきました。
  「あんたやったんね、バイク置いとったの? 大概にしときーバイ。」
※『バイ』は、地元特有の語尾です。
スティーブは、どう見ても年下、30代前半のようです。
しかし、その口調・抑揚からトラブルの匂いを感じ取るのに時間はかかりません。
自分の脈拍が上昇していくのが認識できます。
ノンハイオクとは言え、ここでのトラブルは全力で回避せねばなりません。
  「は、はい。ここのお店がお休みのようでしたので、軒下をお借りしてました。」
しっかり敬語で対応します。
  「ピーピー、うるさかったバイ。」
  「えっ? ピーピー?」ヤッパリ作動してたんだ。誤作動か?
  「さっき、酔っ払いがつまづいて、バイクに触った途端に、ピーピーよ。
   本人はビックリして逃げたけど、暫く鳴りよったけ、こっちもビックリしたバイ。
   もう少し鳴りよったら、蹴り倒すところやったバイ。」
蹴り倒す? とってもストレートな方です。
  「す、すいません。ご迷惑かけました。」
  「へぇ〜、バイクと思っとったら、カブやん。」
『私は、しばやん』なんてボケは不用です。
  「じぃちゃんが乗っとるカブと何か違うねぇ。」
『カブ』に反応しかかりましたが、長居は無用です。
  「げ、限定車です。」ある意味そうだったりします。
  「最近、駐輪違反が厳しくなっとるけ、気ぃ付けりぃ。」
スティーブは結構優しい方のようです。
見かけで人を判断してはいけません。
  「はい。お世話になりました。」なったのか?
てきぱきと支度し、スティーブに大きく会釈し、カブを手押しでその場を遠く離れてエンジン掛けたのは、書くまでもありません。

  ※良い子の皆さんはチャンと駐輪場を利用しましょう。私もそうします。

事なきを得て23時前には帰着できましたが、何より、
  ・極度の精神的緊張はあったものの身体的・金銭的損傷はなかったこと
  ・カブが無事だったこと
  ・大きな天候の崩れがなかったこと
  ・警報器の作動確認ができたこと
  ・デジカメ撮る間も無かったこと
は、やっぱり「大吉」のお陰でしょうか?

で、先日洒落で付けたレーダーですが、それなりに機能しました。
が、所詮四輪用、振動でネジ部分が緩んでしまいました。
取付にもう一工夫必要です。
まぁ、洒落なんで、深く追求しないでくださいね。

今回の走行距離 152km

次回は、1/28(日)バイクブロス誌撮影会/宗像大社
さて何台で「カブで一画占拠作戦」を実施できるのか楽しみです。
皆さん、ご一緒しましょうね。
目標10台




●現場検証/H19.01.13(土)

先日の「スティーブ駐輪事件」ですが、緊張のあまり全く画像を撮っていなかったので、1/13(土)朝に現場検証に行きました。

昨晩飲んだお酒も抜けていますが、朝日が眩しすぎます。8時30分頃

家から20分程で現場に到着です。

夜とは違い、誰も歩いてません。
全然雰囲気が違いうというか、かなり寂しい。

左:通称「ピ○ンク通り」の入口
右:この三つ角一帯がスティーブの仕事場/駐輪したカブを背中に撮影


お店の前のメニュー表。何やら楽しそうな内容です。
でも、6,000円あったら、いろいろできるだろうなぁ。勿論カブで。



お休みだったスナックの前に、こんな感じで置いていました。/実際は車体カバー掛けてました。
左奥のシャッターが同窓生と飲食したお店の入口。
中央の階段から降りてきた「ヨッパライ」が、つまづいきカブに触って、「ピーピー」だったらしい。



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