●突然のカブとのお別れ/H19.01.27(土)


皆さん、すみません。
驚かすようなタイトル付けてしまいました。

でも、「カブとのお別れ」は、事実です。
我家には、しばやんカブの他に納税通知書の有無にかかわらず、複数の車両、フレーム類があります。
この状況に家内は、
  「どうにかならんの? 乗るのはあんた一人やろ。」
はい、そのとおりでございます。
でも、「原付の増殖する必然性の法則」というものがあるんです。

よく週末には、「不用になったバイク、スクーターがございましたら、・・・・」のトラックが、我家に前に止まり、熱い視線を送ってきますが、丁寧にお断りしています。

話を戻します。
で、ご多分に漏れず、自宅裏のテラスの屋根の下に「C105」が大切に放置保管してあります。
しばやんカブからすると、大先輩です。
かなり前に「増殖の法則」により、入手しましたが、乗る事もなく既に廃車手続をしています。

それがつい先日、ひょんなご縁から、トントントンっと話が進み、手放すことにしました。
きっと、先輩カブもこのまま「裏」で止まっているより、元気に走りたいことでしょう。

本日午前中に遠路遥々軽トラで引き取りに来るということで、裏から先輩カブを出してきました。

左:カバーを掛けてました。
右:レッグシールド割れてますね。


左:スーパーカブ号C105型
右:ハンドルカバーも錆が出てますね。


お別れを前に、しばやんカブと記念写真です。
並べてみると、先輩カブは小さく見えますが、偉大な大先輩です。


引取人は、現状渡しでと言っていましたが、弄り壊し癖の私は、
  「エンジンかかるかな? かけてみよう。」
ってことで、軽作業です。

タイヤに空気を入れ、空のタンクに燃料を注ぎ込みます。
縦キャブのプッシュボタンを押して、オーバーフローさせ、燃料が回っていることを確認します。
暫くかけていないので、オイル量を確認し、プラグを抜いて適度に空キック。
プラグを付けずに、「エンジンかかりません。」ってな、HPネタはなしです。

サイドカバーのキーシリンダーを「2」にして、本蹴りします。
なんと2回目で初爆の兆候があり、3回目で「ブルン、ポポポポ・・・・」
かかりました。
さすが世界のスーパーカブ号です。
今後に及んで、「これで、カブドリームに行って見たかったなぁ。」なんて思ってしまいます。

暫くアイドリングさせていると、引取人から電話が入ります。
携帯越しにエンジン音を聞かせると、
  「かかってるじゃないですか。あと30分程で着くと思います。」ですと。

左:後輪回ってます。
右:点灯しているライトがエンジンかかった証です。


これからお別れする先輩カブが眼を覚まして、目の前にいます。
「走りたそうにしている。」と勝手な理由付けをし、「乗りたい」という感情が湧いてきます。
廃車しているので、近くの閉鎖されている場所まで、手押しで持ち込みます。

いざ、発進。
の前に、現行のカブとギアチェンジ方法が違うので、確認します。

1速から2速にUPするのに「ガチャ、ガチャ」と2回操作する必要があります。

アクセル開けるとスルスル〜っと走り出します。

ほんの少しの時間でしたが、OHVエンジンの軽快な音を楽しむことができました。

エンジンを切ると、「カタカタカタ、カタ」とOHV独特のメカニカルな音がたまりません。

そうこうしていると、引取人が軽トラで到着。
キャサリンは降りてきません。

引取人はエンジンをかけると、手馴れた様子で細部を確認しています。
  「車番からすると、1963-4年製ですね。」
さすがに詳しい。って、このカブ私より年下やん。
この方だったら、先輩カブをもっとキレイに、そして元気に走るようにしてくれることでしょう。

雨が降リ出しそうなので、荷台に積むのを手伝います。
引取人は、チャッチャと先輩カブを固定します。
キャサリンと同じくらい手馴れてます。
戻ってすぐにでも作業を始めたいとのことで、早々に帰っていきました。

仕上がったら見せてくれるというので、その時を楽しみにしています。


左:ポッカリとスペースが空いてしまいました。
右:でも目を左に向ければ、もう1台。どうしましょ。




さて、先輩カブとのお別れを済ませ、小作業します。
「左サイドにツールバック取付」です。

しばやんカブは、右サイドにだけツールバックを付けており、常々左にもと思っていました。

左:右サイドのツールバック
右:適価で手に入れたモノ。


あらかじめ、取付部分にはアルミステーが付いていましたので、タイラップで固定して、作業終了。
作業時間:5分

左:取付部の裂け防止にチューブの中にタイラップを通すようにします。
右:取付後




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