●2年目の再浮気?/H20.12.18(木)


この時期、中学・高校では、「三者面談」が行われます。
そう、担任と子供と保護者で、学校生活やら、成績やら、進路やらを話すヤツです。
我家も高二の息子と中三の娘がおります。
普段なら家内が行くのですが、どうしても息子の分の都合が付かず、私が行くことになりました。
面談は午後からですが、1日お休みして、午前中はカブイジリに充てました。

さて、カブですが、12月に入ってトンと乗ってません。
また、最近、エンジンからわずかながら異音が出てきたのが気になっています。

  「もしや、クランクのベアリング?」 と、初代エンジン昇天時の悪い記憶が呼び起こされます。

初代エンジンの経験から、このような状態のまま乗り続けるのは、「×」なので・・・・
フライホイールを左右に回すと、特にいやな感じはありません。

じゃあ、なんだろう?
開けて見るしかないでしょう。
ついでに、気になっているクラッチプレート&フリクションディスク、カムチェーン等を交換することにします。
クラッチの気になる点は次の二つです。
  (1)中古で購入したエンジンですが、ケースボルトがヘキサタイプに交換されている。
  (2)先日、MA規格オイルの「S9」を入れた際、高負荷時にスベリの症状が出た。
まっ、クラッチ関係の部品は入手済みだし、強化カムチェーンも以前から在庫があります。

さっ、チャッチャと右側のケースカバーから開けて、クラッチを・・・・・・

  「いや、待てよ。
   クラッチ&カムチェーンは、時間がある時にジックリ交換すればいいやん。」
   今日は・・・・、
浮気して別のエンジン載せ換えちゃえ。



 黒いクランクケースカバーは・・・・・・、

 そう、「FIエンジン」・・・・・、

 ではありません。

 積み換えたのは、何故かドラえもん倉庫にあった、
 120ccのエンジン。

  「おっ、とうとう、しばやんも
   大陸製エンジンに手を出したか・・・・」


 と、思った方も多いのでしょうが・・・・


  「大陸は大陸でも、タイ製タイガー120ccエンジン。しかも未走行。」


巷では、台湾のコスモス社と並んで、比較的信頼性の高いと言われるタイのタイガー社エンジンです。

しかも、比較的よく見かける4速マニュアルクラッチではなく、4速ロータリー遠心クラッチの120ccです。

NICE110エンジンとも互換があるらしいとも言われています。/っていうか、所謂コピー?

左右のカバー類をNICEの物に交換すると「HONDA」のロゴになるかな?

この120ccのエンジン、詳細をネットで調べてもあまり情報は得られませんが、少ない情報ながらも、精度&耐久性&信頼性はかなり高いようです。

また、輸入代理店と称するサイトでは、130〜196ccまで排気量UPできるようです。

まっ、せっかく手元にあるんだし、タイカブエンジンのクラッチ&カムチェーンを交換するまでのツナギとして、とにかく乗ってみましょう。

チャッチャとタイカブエンジンを降ろして、2基のエンジンを並べてました。

左:タイカブ(左)、タイガー(右)/ほぼ同寸。       右:タイガー(右)の穴のデカイこと


タイカブ腰上のJUNのビッグバルブヘッドの24mm(左)に対して、タイガーは約28mm(右)


左:オイルレベルゲージ比較/タイガー(右)       右:チェンジペダル/CD90、タイカブ、タイガー


左:付属していたハーネス、CDI、キャブ          右:CDI/XIANFENG? 大陸臭プンプンですね


キャブレター/ん? MIKUNI製なの?
でも、今回はPE24を使います。/ただ寸法の合うファンネル、フィルターが手元になかったというのがホンネ


左:スプロケカバーは、なんと樹脂製ですよ(笑)     右:セルは付いてませんが、後付も可能でしょう


ジェネレーターから出ている配線のギボシをいつものように6Pコネクターに組み替えます。(4回目)
ギアポジインジケーター配線から、ニュートラルだけコネクターに組み込み、チャッチャとカブに載せます。

エンジンの幅が広いので、ステップはタイカブ用のものでないと付きませんが・・・・・、
タイカプのチェンジペダルは、ステップと干渉して装着できません。(↓左)
ならば、カプ用のペダルと思いましたが、コレも「×」/ステップ外せばOKなんだけど・・・・・、めんどい
でもって、不本意ながら付属品を装着。(↓右)



マフラー、キャブ、プラグも付け、燃料コックもON。
十分な空キックの後、インジェクションONで、緊張の「キ〜ック」

でもって、キック3回で難なくエンジンに火が入りました。
暫くアイドリングさせましたが、排気音も太くなり、やや振動が大きいようです。
やがて、馴染んでくれることでしょう。

SPD100からタイカブエンジンに載せ換えたのが、平成19年2月で、以来18,645kmを走り、2年めの再浮気となります。/往年のデュエットソングではないけど、大目に見てくれるかな?

近所をグルっと走ってみたインプレは、
  ・ギアチェンジのペダルストロークが短い。/SPD100もそうだった。
  ・ギアが馴染んでいないのか、入りづらい時がある。
  ・トルクが太いので、出足がいい。/カーブの立ち上がりがスムース。
  ・エンジンの特性か、上の回転は期待できそうもない。/トルクで走るタイプなんでしょうね。
  ・やはり、振動が気になる。/少し走ってチャンと増し締めしましょう。

5キロも走れず、本日は時間切れ。
午後、高校に行って、三者面談に望むと・・・・、息子の考えの稚拙さに・・・・、 「まっ、いっか」/よくないよ。

まっ、タイカブエンジンは・・・・、時間をかけて整備していきましょう。


高校から戻ると、ポストにメール便が届いていました。
  「ん? スタジオタック?」
先日、当サイトについて電話で取材を受け、来年1月発行予定の本が謹呈として、送られてきました。/感謝
「Club Info(クラブ紹介)」という欄に、「ホンダ100株会」さん、「水戸藩カブ」さんとともに、「お達者カブ倶楽部」が紹介されています。
発売前なので、軽〜くモザイクかけてます。




そういえば、先日、6月に福岡で写真撮影し、12月に発売となった「スーパーカブ50(Fifty)」の三樹書房さんからも、取材協力に関するお礼がDVDとともに届いていました。
今年は、カブ50周年ということで、記念本が結構出版されましたね。


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