●うちな〜を走ってきたさぁ〜/H20.11.21(金)〜23(祝)


職場でいろんな事が重なり、上司と沖縄での開催される会議に行くことになりました。
2泊3日のパックで予約し、いろいろと計画していましたが・・・・
出発数日前になって、上司が都合で1泊2日で帰らなくてはならなくなりました。
日数的にキャンセル料が30%発生するため、私は予定通り2泊3日のままにして出発します。

  「え゛〜っ、あっち行って、どぉ〜するん。 まっいっか。」



●1日目/11月21日(金)

通学する息子よりも早い時間のバスに乗り、電車、地下鉄を乗り継いで福岡空港へ。
未明まで雨が残っていましたが、結局、傘は必要ありませんでした。

曇天の福岡空港を飛び立って1時間半で、まだ晩夏の日差しを感じる沖縄に到着です。
時間的には、東京まで飛ぶのと差がありませんね。



レンタカーを借り、会議場のホテルへ向います。

左:2人なので、ヴィッツで十分/「わナンバー」     右:ご当地飲料がサービスでした


会議は13時からなので、ホテルの近くで昼食にします。
事前にリサーチしていませんでしたので、目に付いた「あきそば」に入りました。

  「早速、沖縄そばでも・・・・」と、思いましたが・・・・
  「当店一番人気」というキャッチコピーにつられて、「馬汁そば」を注文しました。

熊本産の馬肉を野菜・豚骨・かつをぶしと数時間煮込んであるそうで、自家製麺でいただきます。
個人的には「少し臭みが残っているかな?」とも思いましたが、それも最初の一口、二口。
額に汗して食べました。
って、周りの客はみんな半袖、スーツなんて私ら二人だけです。もちろん、エアコンも入ってます。



13時から18時まで、みっちり会議&研修です。
基調講演では沖縄の文化を織り込んだ業界の話で、興味深く聞く事ができました。

で、晴れて開放〜
車で宿泊する国際通り沿いのホテルに戻り、「さっ、沖縄のハイオク泡盛夜会へ〜」

といっても、事前のリサーチなどしているわけがありません。
フロントの方に・・・・
  「はじめての沖縄なんですが、美味しいところ紹介してください。」
  「それでしたら、コチラのガイドブックでお好みのお店をお選びください。」/むちゃくちゃ丁寧です。
  「ガイドブックじゃなくって、あなたが友達と行く処を教えて?」
満面の笑みのフロントマンは、別の近郊地図を出し、数箇所チェックしてくれました。

  「ヤッパ、地元の方に聞くもんやね。」
と、そのチェックを頼りに歩き出しましたが、オススメの1番2番の店は金曜の夜でもあり満席。
国際通り沿いの3番目の店に入りました。

カウンターに上司と二人で座り、「オリオンビール」でカンパイ。
気の利く店員さんにメニューを任せて、沖縄料理を満喫しました。
沖縄料理の特徴、泡盛に関するイロハを教えていただき、楽しく過ごせました。

ホテルに戻るには、まだ早いので国際通りをブラつきます。
修学旅行の中・高生を対象としたお土産屋が多く、それには目もくれずに教えてもらった泡盛専門店へ。
明日帰る上司は、ここで買ってしまおうと、二人で試飲を重ね・・・・、重ね・・・・、重ね・・・、「あ〜、楽しい。」

左:沖縄物語/やや(?)観光レートでした        右:泡盛専門店の品揃え/これでも少ないほう




●2日目/11月22日(土)

おはようございます。
今日もよい天気で、暑くなりそうです。もちろんTシャツでOKです。
上司の飛行機の時間まで、レンタカーで観光でもしようかとガイドブックを調べていたら・・・・
  「普通の観光地じゃなくて、普通行かんようなところに行こうや。 たとえば沖縄1周とか・・・・」
  「はいっ」/大賛成&こんな上司は大好きです。

早速、レンタカーに乗り、高速&国道58号線で北を目指します。
暫く走って気がつきました。
  ・「わ」のレンタカーばっかり。/ヴィッツ、マーチ、フィット、デミオを見たら「わ」と思え。
  ・「わ」以外の「うちなー車」は、とにかくウインカーを出さない。/3度程コワい思いをしました。

左:さすが米軍駐留地/この後ピースしてくれました  右:北部に行くと、すっげぇ〜走りやしぃ〜


左:ご当地飲料/途中の道の駅で             右:さすが南国


左:キリが良かったので・・・・、つい・・・・          右:2時間走って到着したのは・・・・、最北端の青○




左:ガンバレ若人/真似しようと上司に頼んだら拒否  右:この外国人に共通した首の傾きが気になる


上司が沖縄空港に着いて以来、よく目にして気になっていたという「ぜんざい」
「まっ、まさか・・・・」と思いましたが、この暑い最北の地で「ホットぜんざい2つ〜」/普通に微妙〜でした


帰り道は、適度なコーナーが続く県道70号線を走り、東村経由で国道58号線に戻り、流していると・・・・
上司が、遠くに架かる長い橋を見つけ、渡ってみることにしました。

左:ヤンバルクイナ飛び出し注意/遭遇せず       右:古宇利(こうり)大橋


左:場所的には、緑○部分になります           右:山口県の角島よりも海が断然キレイ


左:橋の全景/結構長い                   右:島に渡って食べたお昼は「沖縄そば」


左:11月下旬ですよ                     右:普通〜に浜でキャンプしてました


そこから、美ら海水族館の前を通り、混雑していることを確認した後、嘉手納基地、普天間飛行場の横を通って那覇市に戻り、上司を那覇空港に送り届け、ホテルに戻ってフリータイムとなりました。

  「さっ、沖縄の夜を満喫〜」と行きたいところですが、
何度も書くとおり事前のリサーチをしていません。

  「一人も、まっ、いっか?」のノリで、昨夜に続いて国際通りに繰り出しました。
連休初日の夜とあって、道行く観光客の数も昨日の比ではありません。

とりあえず、定番の「牧志第一公設市場」へ
いろいろな特産品が並び、1階で選んだ魚を2階の食堂で調理して食べられるといいますが・・・・、
どうも、青い魚は・・・・



っと、とある漬物店さんの接客がとても良心的だったので、家へのお土産を幾つか買い求めました。
その際・・・・、

  「なまから、ちゅいでハンメェーするんやしが、どっかゆたさん店、教えてもらえやびらんか?」
= 『今から一人で食事するんですけど、どこかいいお店、教えてもらえませんか?』と聞いたところ、

  「まーぬ店も、気兼ねなくちゅいで入れびんさ〜。」
= 『どこのお店も、気兼ねなく一人で入れるよ。」/昨日のホテルマンも同じようなこと言っていたような・・・・

  「ねーねーが、ひっちー行っている店を教えてよ。」
= 『お姉さんが、いつも行っているお店をおしえてよ。』

  「仕方がねーらんね。 じゃあ・・・・」
= 『仕方がないね。 じゃあ・・・・』

で、教えてもらいました。/『沖縄県人に本音を聞くには、二度聞け』 ← 多分今回のケースだけだと思う。

そのお店に行く途中、国際通りで気になったモノ数種↓



で、オススメの店にたどり着きました。
国際通りから路地に50mほど入った場所ですが、辺りに観光客の姿はありません。

左:食酒房「助(ひろ)」                    右:女将さん


20時30分過ぎに暖簾をくぐると・・・・、お客さんがいません。
  「ん? 大丈夫か?」と思いましたが、紹介してもらった旨を伝えると、快く迎えてくれました。
聞くと昨晩3グループの予約で大変だったので、今日は予約を取らなかったとのことでした。
カウンターに座り、「オリオンビール」で喉を潤します。

左:つきだしは、手作り「島豆腐」              右:ドゥルワカシー/里芋の茎だそうな


泡盛は、瑞泉の古酒43度をお願いしました。


左:「ゴーヤーチャンプル」                  右:「もずく天ぷら」/結構イケます、クセになります


女将さんとの話を楽しく過ごしていると・・・・、男性客がひとり入ってきました。
岐阜から来た常連の方で、夏場は毎月のように沖縄に潜りに来て、寄っているらしい。
マンタやクジラを見に来ているのだという。

左:「ソーメンチャンプル」/その方のお裾分け(多っ)  右:この時期でも沖縄の新聞には「紫外線情報」が


その後、女将さんのお兄さん(にぃにぃ)という方が、社員の結婚式帰りに来店。
  私が西郷隆盛に似ているだとか、
  薩摩は昔琉球を侵略したから好かんとか、
  でもお前はいいとか・・・・。
お互いほろ酔いなので、わけがわからん会話で、4人でワイワイと楽しく過ごしました。

23時となり、岐阜の彼は明日朝早く潜りに行くと言って、リタイヤ
で、勢いとは実にスゴイもので、にぃにぃ(と言っても70歳過ぎてます)が・・・・、
  「いちゅんぞっ、付き合え。」 = 『行くぞっ、付きあえ。』
  「え゛っ?」
  「しーじゃぬあびんくとぅや聞くもんさぁ〜。」 = 『年上の者の言うことは聞くもんぞ。』
  「はっ、はい。」

「はいっ」でいいのか? しばやん。
初めての土地で、はじめて会った人だぞ? 「まっ、いっか。 これも経験。」

で、女将さんの片付けを手伝い、タクシーで乗り付けたのが・・・・、割烹「塩川」
割烹とありますが、お鮨屋さんのようです。
既にお腹いっぱい気味ですが・・・・、
  「しーじゃぬあびんくとぅや聞くもんさぁ〜。」 =↑参照
で、にぎり鮨が出てきました。
お鮨のネタは北九州と変わりません。どこかで青い魚を期待していたのは本当です。

っと、突然、「カラオケ大会」となりました。

左:割烹「塩川」                        右:女将さんと大将でデュエット


年下の私が、カラオケチェンジャー&オペレーターとなるのは当然ですが・・・・
そこには、ありえない光景が・・・・

左:「レーザーディスク」/これで驚くな、お達者よ →→→ 右:「8トラカセット」/涙モノ、しかも現役


お客さんの「おじぃ」や「おばぁ」と「生」の地域交流ができました。
でもヤッパリ、西郷隆盛だぁ、薩摩は好かんとか言ってました。

また、にぃにぃの「歌いよーさい。」の声に素直に従って、知っているだけの古い歌を選びましたが・・・・、
4曲熱唱した「しばやんリサイタル」は、誰にも聞かれることなく、沖縄の夜に散っていきました。

25時30分を回った時点で、丁寧にお礼を言ってホテルに戻り、26時に Zzzzz・・・・



●3日目/11月23日(祝)

おはようございます。
今日は沖縄最終日です。
昨日、島北部を回ったので、今日は一人で島南部でもドライブ・・・・

  「いいえ、今日はカブに乗るんです。」

実は、出発前に某サイト関係をツテに沖縄のカブ乗りに連絡したところ・・・・
突然&はじめての申し出にもかかわらず、「サクさん」が迎えてくれることになりました。/にふぇーでーびる

「サクさん」とは、今日会う約束をしていたんですが、レンタカーでは「?」なので、昨日数件のレンタルバイク屋さんに連絡したところ、1軒だけカブを貸してくれるところがありました。

飛行機の時間を考え、9時から6時間レンタルすることにしました。
で、お店に行って待っていたカブは、「インジェクション車」 しっかもプレスカブで走行距離703km

さらに驚くことに、6時間のレンタル料金が、3,000円ポッキリ。
さらにさらに、その内訳がビックリ。 カブ1,500円、ジェットヘルメット(OGK)1,500円ですと。
半キャップなら2,000円で半日遊んじゃえます。



店内には、怪しい中国車が展示販売されていました。
V型ツイン(ひとつダミー)&フロントWディスクに各所サビ付きで、8万円だそうですよ。


程なく、カブの排気音が近づき、「サクさん」到着。
20代前半の好青年で、お父さんは、DAXさんと同い年だそうです。
ノーマルのC50のレッグシー
ルドをカットし、WirusWInマフラー&カブラシートでスッキリまとめています。

左:出発前にパチリ                      右:サクさん、FIカブを試乗するの図


私もはじめてFIカブで走りますが、その印象としては、
  ・難なくエンジンがかかり、静か。/しばやん号が五月蝿いだけ
  ・出だしが、超スムーズ。/さすがFI
  ・でも、すぐに「サクさん」のカブに置いていかれる。/そんなもんなのか?
  ・2速へのシフトアップがギクシャク/わたしがヘタなだけ?
  ・3速、江和kmまではもどかしいが、それから尾和kmまではよく伸びる。/でもそれ以上伸びない
  ・壊れているのか、走行中メーターの右下が赤く点灯する。/これが正常だと後で知りました(爆)
  ・3速から、グリーンインジケータの点灯する幻の4速へ入る。/初代エンジンの幻の5速を思い出す
  ・しばやん号は左集合スイッチにしているため、ウインカーが遅れ気味になる。/あんたの勝手だって

左:疾走する「サクさん」/てっきりアロハかと・・・・    右:左折するつもりが・・・・


今日の目的地は、いるま市の東の島に架かる「海中道路」をカブで走るというものです。
沖縄では、昨日走った「古宇利(こうり)大橋」と並ぶドライブコースだそうです。

赤○部分/地図にはないが、「平安座島」と「浜比嘉島」にも橋が架かっています。


出発して約1時間強で一番手前の「平安座海中大橋」に到着


左:向こうに見えるのが「浜比嘉大橋」           右:全開尾和km/しばやん号で走りたい・・・・


左:浜比嘉島の奥に入り込みます             右:シルミチュー霊場/子宝の願かけを行う拝所


一番先の伊計島まで行くとサーキット場があり、今日はカートレースが開催されていました。(速っ)


左:サトウキビ畑の脇を通ります/ざわわ・・・・     右:帰りの橋で最高速アタック/ヤッパこんなモン?


昼食にサクさんが案内してくれたのが、「キング・タコス」
店内は、地元の高校生で賑わっていました。

左:テイクアウトのお客には、外国人も混じってます。  右:サクさんオススメの「タコライスチーズ」を注文


左:女性のバイク乗り/スカート&爪先立ち       右:画像処理不要のナンバープレート/に私


飛行機の時間もあり、14時過ぎにレンタルバイクに到着。
まさか沖縄をカブで走ることなんて考えていなかっただけに、サクさんとご一緒でき、カブ交流ができたことに大感謝。
                                            沖縄でのカブ走行距離/114km

これからも、より多くの地域、多くのカブ乗りとカブライフを楽しんで行きたいと思います。

レンタカーを返却し、飛行機でビューンと福岡に戻り、地下鉄、電車、バスで無事帰着しました。

左:またちゅーさね、うちなー                右:お土産/スパムは重いが泡盛は気にならない・・・


いろんなエピソードがあった初めての沖縄でしたが、また機会を作って今度は家内と行きたいと思います。
もちろん「助」の女将さんの沖縄料理を食べに・・・・


inserted by FC2 system