●えっ、また105ccなの?/H20.03.16(日)


昨年7月にタイカブ前期型エンジン(HA05)をノーマルヘッドのままJUNキットで105cc化して3,500km程走った後、9月に同排気量のままシリンダー、カム、バルブスプリングを交換して、さらに4,400km程走っています。

しっかし、同時期にJUNキットで105cc化(PE22、ロングマニホ、ノーマルヘッド、ハイカム)した「ふぁ〜号」に信号ダッシュの出だしで遅れることもあります。

さらに、3/2の篠栗ガレセの帰りの「新北九州空港連絡道路」でデングリ氏のWAVE125との差を感じました。

なんやかんやで、先日メーカーさんと話す機会があり、
 メ:「最近、調子どぉ?」
 し:「調子いいんですけど、ふぁ〜さんに出だしで遅れるんですよ。
    やっぱり、105ccにはPE22がベストマッチなんでしょうか?」
 メ:「それは、乗り手の体重と ふぁ〜号が軽いからじゃない?」
 し:「そっか・・・ ふぁ〜号はC50ベース。 しばやん号はC90ベースでいろいろ付けてるし、
    皮下&内蔵脂肪で30kg位差があるかも。」/あるのかよ。
と、変に納得してしまうお達者でありました。

いろいろと話をさせていただき、・・・・
2日後帰宅すると・・・・、宅配便が届いていました。


左:ビッグバルブヘッド(IN25mm、EX22mm)/吸排気ポートも広く、燃焼室は深いですね。
右:初のペンタゴンネット付き/見えるかな?


週末、すぐにでも作業したいところですが、家庭内作業、実家のにわか大工仕事、お彼岸の準備等で土曜日はツブレてしまいました。

で、日曜日に手術です。
で、いつものように、なぜかココに、腰下だけのタイカブエンジンがあるんです。なぜか。

エンジン形式は、「HA05E−2005***」
確認したところ、タイカブ後期型(HA06)のエンジンでした。/DAXさん資料確認ありがとう。

タイカブ後期型エンジンは、前期型と3速のギア比が違うのと、最高出力&トルクが低いようです。
まっ、後者は腰上交換するのであんまり関係ありません。/そうなのか? たぶん。
むしろ、前期型の3−4速間の開きが気になっていただけに、走りがどう変わるか期待したいものです。

区  分 タイカブ/HA05 タイカブ/HA06 CD90 カブ90
排気量 97cc 97cc 85cc 85cc
ボア×ストローク(mm) 50.0×49.5 50.0×49.5 47.0×49.5 47.0×49.5
圧縮比 8.8 8.8 9.1 9.1
最大出力(PS/rpm) 8.0/8,000 7.5/8,000 7.1/7,500 7.0/7,000
最大トルク(kgm/rpm) 0.83/6,000 0.81/6,000 0.75/6,000 0.79/5,500
1次減速比 4.058 4.058 4.058 4.058
ギア比 1速 2.833 2.833 2.833 2.833
2速 1.705 1.705 1.705 1.647
3速 1.238 1.181 1.238 1.045
4速 0.958 0.958 1.043

エンジンを確認すると、残っていたオイルはキレイ、変速もスムース、クランクに「ガタ」は確認できません。
また、フランジボルトがヘキサタイプに変更してありますので、腰下を割った可能性は否定できませんね。
走行距離が不明なので、クラッチの滑りが気になるところですが、・・・・
まっ、とりあえず組み付けて、エンジン掛けて、様子をみるしかないっしょ。



左:シリンダーは「WPC加工」です
右:カムは前期型に付けていたJUNのハイカムを流用/4,400km走った割には、カム山はほとんど無傷


でもって、組み付けはチャッチャと終了〜/省きすぎ?


次にハーネスとの接続部をギボシから6Pコネクタに変更して、終了〜。


これでタイカブの前期型と後期型ベースの105ccエンジンが2基できたことになります。/2基もいるのか?
前期型ベースの105ccエンジンには、予備エンジンとして、しばらく倉庫でお休みいただくことになります。

前期型ベースのエンジンを降ろして、新旧2基で記念撮影/セルモーターが黒いのが後期型


続いて後期型ベースのエンジンを乗せ、キャブはPE24を何の調整もせす、そのまま組み付けました。
オイルを入れ、数回の空キックの後、本蹴り3回で難なくエンジンに火が入りました。
アイドリングも安定しており、エンジン内から異音は確認できず、まずは一安心。
ギアシフトもカチッカチッと気持ちよく変速してくれます。



すぐにでも走ってみたいところですが、チェーン&リアタイヤを交換する間、アイドリングさせておきます。

左:初売りで買っていた「ブラックバージョン」/交換したゴールドは2ヶ所でキンクしてました。
右:後輪のバトラックスBT−390はスリップラインも出て、限りなく台形化してました。/端っこも使えよな。


その後、「大〜好きな慣らし」のため、いつもの「慣らしロード」へ出発。
20km程走って点検したところオイル漏れ等は確認できず、一安心。
引き続き夕方まで淡々と走り、距離を重ねます。

インプレとしては、当然回転は上げられませんが、・・・・
  ・特にクラッチ調整の必要はなさそうです。
  ・3速と4速のつながりは、Good/慣らし後の走りに期待が持てます。
  ・低回転域の排気音が幾分控え目になった気がする。/高回転域はどうだろう?
  ・排気量も同じなので、慣らし中に劇的な違いは感じ取れません。
  ・大好きな慣らしを終了させ、「ビッグバルブヘッド」&「ペンタゴンネット」の特性を体感したいものです。



今回の慣らし距離/102km(まだまだ先は長い?)

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