●しばやんカブ緊急点検/H18.09.27(水)


昨日(9/26)は、カブで出勤した。
いつもと変わらない。変わってないつもりでした。
昼休みに職場近くのバイク屋さんに、消耗品パーツを注文した帰り、午後の始業まで少し時間があったので、遠回りしていた時です。
何〜か、エンジンの音がオカシイ。
アイドリングでは分からないのですが、回転が上がると、今までに無い異音&振動がしてます。
何だろう?????
小心者の私は用心して、あまり回転上げず(=速度上げず)に職場に戻ります。

仕事が終わっても、音を気にしながら帰宅します。
今までに考えられない低速です。迷惑になりますので裏道を通ります。大人です。
夕食後、近くの夫婦してBMW乗りのお宅へ、9/30−10/1の阿蘇までの参考ルートを教えてもらいに行きました。

その行き帰り、やっぱり音が気になります。
自分なりにタペット、ヘッド、カムチェーン、クラッチ、ミッション、クランクあたりかなぁと、いろいろ考えます。
ミッション、クランクは、クランクケース割りとなるので、何とか避けたいものです。

今のエンジン組んで2万キロ。そろそろOHの時期です。
でも、10/1の大観峰まで時間もパーツも十分にありません。
カムチェーンガイド関係は、今日オーダーしたばかりです。
気にしてても精神衛生上よくないので、急遽「緊急点検」の実施に踏み切りました。
手元にある部品は、クラッチプレート一式、ガスケット、その他諸々です。
最悪、大観峰へは行けなくなります。


9/27(水)早速、職場のスタッフに午前中休むことを連絡しました。
こんなんで休んでよいのか? きっと理解してもらえます。みんな大人です。
で、作業開始 8:10/20,783km。

左:レッグシールド取り外したら、ナント「トンボちゃん」が、標本化してました。合掌
右:今回、超久々登場の「専用工具」達です。


まず、疑わしきは左側の「カムチェーン回り」
左:ジェネレータカバー外すと、軽量化された「フライホイール」が、表れます。
右:ステーターのココのネジも、皿ヘキサにしてたんですね、私。
  (細かいことなど覚えていないお達者です。)



左ヘッドカバー、フライホイール、ステーター外しました。

オートカムチェーンテンショナー作動良好、カムチェーンガイド&ローラー等変磨耗なし。
これで、昨日の注文品は在庫決定です。
カムタイミングよし。給排気タペット調整よし。
ん〜〜〜。カムチェーンではない。


じゃ、右側。
クラッチカバーを外すということは、オイル抜き&ガスケット交換しなくてはなりません。
すなわち、ガスケット剥がし、オイルストーンがけです。
そういえば、最近、エンジン始動時のキックに滑り気味感があったので、部品もあるし、ついでにクラッチプレート交換もやっちゃいましょう。

左:オイル抜いてます。交換して1,500km位。
右:クラッチカバー外します。オイルポンプは定番のタイカブ純正です。


スクリーンオイルフィルターは、とってもキレイでした。これも外付けオイルフィルターのお陰?





クラッチ部です。

アウターカバーのネジも、皿ヘキサに変えてたんですね。
やっぱり覚えていないお達者です。

カバーを外して、専用工具でクラッチ部を外します。






表れたのは、軽量加工された「プライマリードリブンギア」です。

この画像を見て、ピンときた人は、スゴイ。
モンキーRのモノを軽量化しています。
シャフトの向こう(クランクケースの中)は、CD90の4速ミッションです。
CD90の二次側クラッチ部分が手前のシャフトの余っている部分になります。
本来なら、切断してきれいに仕上げればよいのですが、何せ無精者です。ご勘弁を。
でも、これで今まで、実走行に影響ありませんでした。


さっ、クラッチプレート交換に進みです。
で、クラッチアウターを持つと絶対にあってはならない「ガタ」があります。
アウターカバー外すと、ロックワッシャーの回り止めのツメが曲がってしまって、仕事してません。
力を入れるとナットが手で回ります。
これが振動の原因でしょうか?
いずれにしても、こんなところが緩むなんて、締付トルク不足?:△、回しすぎ?:○

左:今回交換する部品です。
右:上段が新品。下段が使用品です。
クラッチプレートはまだ厚みがありましたが、左端のクラッチプレートBと、右端のクラッチプレートAが、摩擦でテカっているのが分かるでしょうか。



クラッチプレートの画像。

左のプレートBは、4箇所の穴が潰れかけてました。
いずれにしても、交換時期だったのですね。








左:クラッチアウターのアウターカバーを取り外した部分。
  ドライバーでこすると溝&中から細粘土状で固まった金属がビッしり付いてます。
  まっ、このエンジンの構造によるものなので、クラッチカバー空けた時に掃除しましょう。
右:掃除、掃除で、キレイになりました。



新しいクラッチプレートは、オイルでベチョベチョにしておいて、元のとおりに組付ければOKです。
組付けの方向(表裏)がありますので、注意が必要です。(映像は取り忘れました)


しばやんカブのレッグシールドの中は、ゴチャゴチャしてます。
でも、エアーホーン外せません。対車への意思表示に効果絶大です。


続いて、ガスケット剥がして、オイルストーンかけて、ネジ締めて、オイル入れて、空キックして、マフラー付けて、キャブ付けて、コック開けて、エンジン始動確認。


半裸のしばやんカブ。見慣れてないので、何か違和感です。

でもって、半裸状態で試走です。
その昔「ストリーキング」というのがあったなんて覚えてません。


ガッび〜ん。
回転上げると、振動は軽減され、異音はやや小さくなったものの消えてはいません。
4,000〜5,000回転、特にエンジンブレーキ時が、顕著です。
どうもクラッ>チ部分のガタだけではないようです。
じゃあ、クランク? ミッション? ヘッド?

ん〜〜。
どうせなら、新しいエンジンに組換えか?
できたら、タイカブの腰下使いたいなぁ。
さて、この状態で10/1の大観峰へ行けるのか?
強行して、またHPネタとなるのか? やな予感。

で、本日の作業終了 12:25
昼飯食べて、着替えて、すぐ出社。何とか午後の始業には間に合いました。



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